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ピアノのムシ [青年漫画]


ピアノのムシ 1 (芳文社コミックス)

ピアノのムシ 1 (芳文社コミックス)

  • 作者: 荒川三喜夫
  • 出版社/メーカー: 芳文社
  • 発売日: 2013/10/16
  • メディア: コミック


偽悪的な主人公っていいですよね。
冷たそうでいけすかなくて、損得金勘定しかなさげで、しかし実際は意外にいい人で優しいっていう。
昔のまんがでいえば、いつもはとんがってばかりの不良ぽい同級生が雨の日に子犬を拾っているのを見てしまったとか、鬼コーチだけど、試合に勝ったときはおごってくれるみたいな。
日頃冷たいのも本人のためだったり。
そんな主人公の漫画ですよ。

ピアノが主役です。主人公は調律師で、いけすかないを地でいく性格です。ピアノには優しいがオーナーには果てしなく厳しい男です。
主人公はものすごく腕のいい調律師なんですが、客は選ぶという上から目線。なんとなくブラックジャックを思い出します。
「オペ、ウン千万かかりますよ」
「そんなに払えません!」
でもウン十年ローンにしてあげる、みたいな一抹の優しさにぐっとくる、みたいなところが主人公にあるんです。
ピアノというと、ついグランドピアノを連想して金持ちの道楽と思ってしまいますが、アップライトのピアノなら、けっこう身近かもしれないですね。それらのピアノも、ほっとけば弦がゆるんだりで、どんどん音が狂ってしまう。そこで調律師が必要ってわけです。
客にもいい客、とんでもない客がいて、調律師にも、ぼったりするとんでもないのもいる。そういう輩のエピソードを交えつつ、ピアノのうんちくあれこれを読めるのも楽しいです。
調律師見習いの新入りの女性の目を通すので、とっつきやすいです。
変人なピアニストが出てくると、芸術家ってやっぱり変わってるな、と調律師に同情しますw
ピアノに興味ない人も楽しめる調律師まんがです。そのうちドラマ化とかしそうな予感。
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